2017年8月1日火曜日

ツインエンジェルBREAK 感想

感想

 ツインエンジェルシリーズの原作はパチスロで、2011年にアニメ1期が放送されています。前作までの快盗天使ツインエンジェルは今年1月に配信されたアプリで完結、本作はその続きで主要キャラが心機一転しました。
 私自身、前作のことは全く知りませんが本作を楽しみました。

 前作までは奪われた宝を取り戻すという設定だったので快盗天使だったわけですが、本作は前作で封印した大魔王の復活を企む敵と戦う物語でした。なので本作は悪者と戦うというところに焦点が当てられ、一般的な魔法少女(物理)ものと変わらなかったと思います。
 本作の敵は人々がから力を吸い取り"メダル"を集めています。力を吸い取られた人はイライラする・意地悪になるって設定です。メダルをたくさん集めて大魔王の復活をもくろむのですが、これだけ聴くと本当に普通の魔法少女もの。日朝と同じね。
 その敵なんですが、第1話から三味線使いがやられ、理系の馬鹿が四天王最強がやられたと言うものだから、敵弱すぎって思って心配しながら視聴始めました。

 三味線使いと理系の馬鹿は全く魅力のない敵キャラでしたね。完全にお荷物。
 第5話から表舞台に出てくる双子の敵。この2人ですが、メダル集めをしていたライブで主人公たちと戦闘に入ります。主人公たちは何故この時アイドルの双子が敵だと気づかなかったのか…。状況考えてくれよ…。
 というわけで、相手の正体に気づかない主人公めぐると敵のヴェイルは仲良くなっていきます。一方、めぐるのパートナーのすみれとヴェイルの相方ヌイが戦闘中にお互いの正体に気づくわけですね。剣を交えた者のみが分かるってやつですね。
 この展開は面白くなりそうって思いました。
 そして、めぐるの説得で改心した2人が爆殺されたのは良い意味で期待を裏切ってくれました。めぐるの心が黒く染まっていくのも面白い展開でした。

 チイチ島での戦闘では、メダルを使って強化復活を遂げた三味線使い、敵に見捨てられた後島に流れ着いてこちらの見方をしてくれた理系の馬鹿など、ここまでの話のキャラが地味に再登場。こいつらに時間を割いた分、大魔王復活の阻止があっけなかった気がする。特に先代エンジェルが大魔王倒した時には、見せ場取りやがったって思いましたわ。
 最後双子の人形と蟻が回収されるシーンがありましたが、パチスロに話続くらしいです。パチンコ行けってか??

 学園の友達に一人男の娘いるんですよね。優希ちゃんです。
 第5話の沖縄では女用の水着を普通に装着、他の体育シーンでも女子と一緒に行動してますね。こんなやつ第1話で早々男の娘のカミングアウトされてなければマジで気付かないわ。
 理系の無能が優希に果たし状(めぐるはラブレターと勘違い)を送ろうとしたとき、めぐるが「今時の恋は性別関係ないんだよ」って言った時は、さすがに優希が男だってこと教えてやれよって思った。
 理系の無能は最後まで優希が男であることを知らなかった模様だが…。

 ツッコミを入れたくなる要素もいくつかありましたね。
 まずマグロを解体するアイドル。曲名もマグロサバキマースで、捌いたマグロをファンに提供している。
 敵のアジトが学園の地下。(メアリが学校に勤務に行きやすいって話してるシーンがある。)一方、メアリの家自体は高そうな高層マンションで、保健室の教諭がこんなとこ住んでたらおかしいだろって思ったわ。
 沖縄の後にあらたにペットになった犬も、元々はお偉そうな人が飼っていたやつ返せそうにないから連れてきたんだよな…。

 最後にオープニングのことですが、凄くカロリー消費しそうな曲ですね。パチスロっぽいって言われればそんな気もする雰囲気出ています。

 ★★★

原作

サミー

スタッフ

監督:岩崎良明
シリーズ構成:伊藤美智子
脚本:伊藤美智子、白根秀樹
キャラクターデザイン:高橋みか
音楽:吟(BUSTED ROSE)
アニメーション:J.C.STAFF

キャスト

天月めぐる:M・A・O
如月すみれ:茅野愛衣
みるくちゃん:釘宮理恵
ヴェイル:諏訪彩花
ヌイ:藤井ゆきよ
メアリ:伊藤静

シーズン

2017年春 全12話

関連作品

快盗天使ツインエンジェル〜キュンキュン☆ときめきパラダイス!!〜(2011夏アニメ)

0 件のコメント:

コメントを投稿