2017年8月4日金曜日

フレームアームズ・ガール 感想

感想

 FAガールはプラモメーカーのコトブキヤの製品です。本作はプラモの販促のためのアニメでコトブキヤが製作費を出しているとのことです。そのため劇中で定期的にニッパーの宣伝あったりしました。

 定期的にFAガールズ同士の戦闘がありますがほのぼの系アニメです。
 ある日主人公あおの元に父からの入学祝として、FAガール轟雷が送られてくる。この轟雷だが、世界で唯一起動した轟雷であり、あおはファクトリーアドバンス社に轟雷の戦闘データを取るように依頼される。そして何体かのFAガールがやってくる。
 前半は高頻度で新規のFAガールが登場、戦闘をしますが、戦闘シーンはそれほど長くないためほとんど日常パートが占めてます。後半は新規登場のFAガールもいなくなるので戦闘シーンがさらに減少。ほぼ日常アニメ化。

 販促アニメと言うことで、それらしいネタがいくつも出てきます。
 第1話の轟雷「それは、コトブキニッパー。至高のニッパーとも呼ばれる伝説の名品です。その切れ味は日本刀のごとく…(以下続く)」、第3話武希子「(前略)…工具製造メーカーとの技術協力によって初めて可能になった、切れ味と耐久性を兼ね備えた究極のキラキラコトブキニッパー」とニッパーの宣伝がすごい。
 再び第1話の話だが、轟雷の武器を作るシーンもプラモ作りの解説であったりする。パーツの番号の見方や組み立て時の注意などがちゃんとされている。
 第7話のBパートでは工場見学。設計や金型作り、ペレットの注入などが紹介されてます。工場見学中、FAガール達はデフォルメ化されたキューポッシュのデザインで登場。

 FAガールを精巧に描くため、FAガールは3Dモデルを使用しているのも特徴ですかね。3Dモデルを使いつつも背景になじむように調整されていたのを感じました。
 最初はどうしても3Dが気になりましたが、FAガール何体も見てると最後には気にならなくなりました。

 あおとFAガールの絡みは多いんですが、あおは武希子、管理人以外の人とほとんど会話してないんよね。会話は第3話の学校シーンで数回のみ。週末は武希子と会う以外、FAガールと何かしてるし。あおは武希子以外の友達居ない説。
 第7話では一人っ子で両親ラブラブ、小さいころは一人遊びが多かったと告白。友達は武希子のみで不憫に感じる。この後おままごとをしていた人形が擬人化して登場するのも何かの思念ですかね。
 第9話ではFAガールが人化して一緒に学校生活を送る夢をみます。友達居ないからこんな夢みるんやな。
 一方プラモオタキャラとして登場している武希子は3話でクラスメイトに課題を見せてあげるなど社交的である。

 最終回はあおの家に住みついていたFAガール達が自分たちのマスターを求めて旅立ち、そしてラストカットに新型機イノセンティアが登場。もし第2期があるのならば轟雷を除くFAガール達は新しいマスターと登場、そしてイノセンティアが戦闘に来るって感じでしょうか。

 ★★★

原作

壽屋

スタッフ

監督:川口敬一郎
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクター原案:島田フミカネ
キャラクターデザイン:川村幸祐
音楽: 帆足圭吾(MONACA)、石濱翔(MONACA)
アニメーション:ZEXCS、studioA-CAT

キャスト

源内あお:日笠陽子
轟雷:佳穂成美
スティレット:綾瀬有
バーゼラルド:長江里加
マテリア姉妹:山崎エリイ
アーキテクト:山村響
迅雷:樺山ミナミ
フレズヴェルク:阿部里果

シーズン

2017年春 全12話

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