2017年7月17日月曜日

クロックワーク・プラネット 感想

感想

 榎宮祐さんと暇奈椿さんの共著作品です。 榎宮さんと言えば代表作はノゲノラ、これに期待して本作を見ました。
 原作読んでいないので、原作本のあらすじからの推定ですが、第4話までは原作1巻、第5話から最終回までが原作2,3巻に相当。

 天才時計技師によって一度滅んだ地球が歯車の星として作り変えられた世界。しかし、それから1000年経って徐々にガタが来ている状況。
 数兆もの歯車の音を聞き分けられる聴覚を持つ主人公と、最年少で1級時計技師になった天才ヒロインが手を組み、街を維持する歯車を修理、腐敗してる政治・軍と戦う物語。

 主人公がやりたいことに直球のバカって感じですが、これ、ノゲノラの空と同じ感じです。主人公のオートマタと技師ヒロインの罵り合い他もノゲノラに近いね。
 言ってしまえば作者色が結構出てる。

 評価したかったところは後半の主人公とヒロインの妬み合い。
 優れた聴覚で異常を見つけることができるが修理ができない主人公、技術は一流だが設計図が無ければ修理ができないヒロイン。お互い相手の持っている才能を羨み合うのは評価。
 こういう場面は2人の絆を強くするものであり、大事ですよね。
 ところで、2人合わせれば無敵とかどこのノゲノラだ?

 悪かったところもいろいろあるんですが、これだけは言いたい。
 アンカレの作画の安定しなささが異常だ。顔のパーツの大きさ・位置が作画崩壊ってレベルの時あるぞ。

 最初のころの話ではオートマタのリューズが毒舌を認識てないレベルの毒舌家で基本的には主人公もろとも人類を下等評価するのがネタみたいな感じ。
 リューズが喋るシーン以外は笑う要素少ないんですよね。だから第5話で技師ヒロイン宛てに送られてきた電波は流石に笑った。しかもボディーガードが見事な口調でそれを再現。 Hey!メス豚

 ★★★★

原作

榎宮祐、暇奈椿 講談社「講談社ラノベ文庫」掲載

スタッフ

監督:長澤剛
シリーズ構成:杉原研二
キャラクターデザイン:島村秀一
音楽:兼松衆、中村巴奈重、中野香梨、宝野聡史
アニメーション:XEBEC

キャスト

見浦ナオト:南條愛乃
リューズ:加隈亜衣
マリー・ベル・ブレゲ:大西沙織
ヴァイネイ・ハルター:松田健一郎
アンクル:千本木彩花

シーズン

2017年春 全12話

0 件のコメント:

コメントを投稿