2017年8月10日木曜日

ID-0 感想

感想

 本作はアニメオリジナルです。プラネテスやコードギアスで知られる谷口監督が監督を務めると言うことで期待していました。結構好きな監督なんで昨年のアクティヴレイドもちゃんと見てましたよ。
 アニメーションの方はサンジゲンさん、ブラック★ロックシューターやミス・モノクロームの元請けをした企業です。

 物語の舞台は、オリハルトと呼ばれる鉱石のおかげで宇宙規模のワープや機械への意思転送ができるようになった世界。
 アカデミーの調査でオリハルトの採掘をしていた主人公のマヤちゃんだが、第1話Aパートにして教授に裏切られる可哀想な子。採掘業者のエスカベイト社は宇宙空間に放置されたマヤちゃんを保護。(本当はマヤの地質学の知識が欲しかっただけ。)結局エスカベイト社で過ごすことになるマヤちゃんです。
 それからちょっとして巨大なオリハルトを採掘。そのオリハルトの中からは謎の少女アリスが登場。(2話終わり)
 もう一人の主人公で記憶をなくしているエスカベイト社のイドとアリスが物語の鍵となっていきます。

 作品のタイトルID-0は、IDが存在しない存在。イド(IDO)の名前の由来になっていきます。
 物語の前半でタイトル回収されます。その時点でイドの記憶が物語にとって重要なものになるんだなとは予想できました。
 IDが存在しない自分は何者なのかってところはちょっと哲学ですかね。

 後半は仮面の男の正体、イドの過去、アリスの正体、なかなか視聴者に予想をさせない設定が続きました。
 星や軍から逃げ続けるだけの作品なら飽きていたと思いますが、徐々に秘密が明かされていったので楽しめましたね。最後の人類救うぜって展開はありきたりに収束したかって思いましたけど。

 最終回ではマヤちゃんは無事アカデミーに復学。おい教授どうなった。まぁ卒業後はエスカベイト社に入って欲しいですね。
 営業担当のカーラは大企業のCEOにちゃっかり就任しているし…。
 他のメンバーはそのまま採掘業で謎の安心感。

 最近の作品同様メカはCGです。登場人物の半分は体を持たずメカ状態でいるので、作画するよりはCGの方が都合よかったでしょうね。
 本作は人もCGでしたね。個人的にですが、人のCGはやっぱり好かない。おそらくですが、CGってキャラクターを完璧に描いてしまうんですよね。しかし、完璧なところが逆に違和感を生んでいるんだと思いますね。

 12日追記:
 最終回のソーラン節は流石に無いわ。BGM煩くてセリフ聞き取れなかったし。
 ★★★

原作

オリジナルアニメ

スタッフ

監督:谷口悟朗
シリーズ構成、脚本:黒田洋介
キャラクター原案:村田蓮爾
キャラクターデザイン:加藤裕美
音楽:服部隆之
アニメーション:サンジゲン

キャスト

イド:興津和幸
ミクリ・マヤ:津田美波
リック・エイヤー:松風雅也
カーラ・ミラ=フォーデン:大原さやか
グレイマン:小山力也
クレア・ホウジョウ:金元寿子
ファルザ:小澤亜李
アマンザ・ボルチコワ:皆川純子
アリス:上田麗奈

シーズン

2017年春 全12話

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