2017年8月20日日曜日

アリスと蔵六 感想

あらすじ

 ”アリスの夢”と呼ばれる不思議な力を持つ少女紗名は研究所の非人道的な実験から逃れるため、そして外の世界を知るため研究所から逃げ出した。追っ手から逃げ切った紗名は頑固者の老人樫村蔵六に出会い、蔵六は身よりのない紗名を家で世話することになった。
 第1部(~5話)では紗名は樫村家で初めての外の世界を楽しんだ。それと同時に蔵六は昔馴染み内藤に紗名の保護を依頼した。紗名を捕まえようとする研究所と紗名を保護する内藤側の組織との戦闘が繰り広げられる。
 第2部(6話~)では紗名は研究所時代の友達雛霧あさひ、雛霧よながと再会し、これまでにない色々な感情を理解し始めた。また、新たにアリスの夢となった少女敷島羽鳥との出会い、そして事件に巻き込まれていく。

感想

 タイトルがアリスと蔵六だったので、見始める前までは主人公の女の子の名前アリスだと思っていました。しかし、紗名なのかよ!
 紗名自体はワンダーランドが生み出した少女であるので、おそらく今後の展開でアリスって名前が出てくるのかな? 原作読んでないから分からないけど。

 蔵六頑固な老人キャラなので、紗名が間違ったことをするたびに叱ります。しかしながら物語が進むにつれて徐々にマイルドになってたかな。
 一方紗名ちゃんは蔵六のところで過ごす中で少しずつ人間世界での生活に慣れていた感じ。最後まで誰に対しても名前は呼び捨てだったけど。
 サブキャラだけどいい役してたのはヤクザの沢木さんですかね。第1話では蔵六にプロポーズ用の花を依頼。第6話では結婚式を挙げちゃいます。その婚約者だけど、かなり若くて可愛かったりする。この子、ヤクザと結婚して良かったんかね…?

 作品の雰囲気は好きな感じでした。無邪気な子供と叱ってくれる大人って感じ。
 それから第2部の紗名ちゃんと羽鳥ちゃんがワンダーランド内に閉じ込められたあたりの話も好きやね。悩み事を話て解決したり気持ちを楽にしていくってのは定番だけど好き。

 原作は第3,4部と続きがあるんですよね。続きも映像化して欲しいなぁとは思うんですが、超話題になった作品でもないので難しいかな。  というわけで、今後の期待も込めて5段階評価で星4つ付けちゃいます。
 ★★★★

原作

今井哲也
徳間書店「月刊COMICリュウ」連載

スタッフ

監督:桜美かつし
シリーズ構成:髙山文彦
キャラクターデザイン:岩倉和憲
音楽:TO-MAS
アニメーション:J.C.STAFF

キャスト

樫村紗名:大和田仁美
樫村蔵六:大塚明夫
樫村早苗:豊崎愛生
敷島羽鳥:内田秀
美浦歩:高橋未奈美

シーズン

2017年春 全12話(第1話は1時間枠)

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